高血圧って?
「高血圧」は生活習慣病の一つで、肥満、高脂血症、糖尿病との合併は「死の四重奏」などと言われています。
「高血圧」自体の自覚症状は何もないことが多く、虚血性心疾患、脳卒中、腎不全などの発症リスクとなる点で、ある意味非常に恐ろしい病気とも言えます。
これから「高血圧」について、私、ハルちゃんパパが誰にでもわかりやすいように解説していきたいと思いますので、何かの参考にしていただければ幸いです。
それでは早速始めますね!!
「血圧」は、体内の血液が血管の中を通るとき、血管にかかる圧力のことを言います。
この血圧には「収縮期血圧」と「拡張期血圧」の2種類があります。
「収縮期血圧」とは、心臓が収縮して血液を押し出したときに、血管にかかる一番強い圧力(最高血圧)のことを言います。
一方、収縮した後に心臓が広がるときに一番低くなる圧力(最低血圧)のことを「拡張期血圧」と言います。
この「収縮期血圧」と「拡張期血圧」のどちらか一方が高い、又は両方が高い状態だと「高血圧」になります。
日本高血圧学会では、高血圧の基準を以下のように定めています。
分類
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拡張期血圧(mmHg)
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至適血圧
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<120
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かつ
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<80
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正常血圧
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<130
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かつ
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<85
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正常高値血圧
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130 - 139
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または
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85 - 89
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Ⅰ度(軽症)高血圧
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140 - 159
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または
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90 - 99
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Ⅱ度(中等症)高血圧
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160 - 179
|
または
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100 - 109
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Ⅲ度(重症)高血圧
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≧180
|
または
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≧110
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収縮期高血圧
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≧140
|
かつ
|
<90
|
【注意】高血圧は血圧が常に高い状態が続くことであり、運動や精神的な興奮で一過性に血圧が上がるのは生理的な反応なので、高血圧ではありません。
また、血圧は1日の中でも変動しており、一般的には朝、起床前からその日の活動に備えるように上がり始め、日中の動いている時間帯では高くなり、夕方から夜に活動しなくなると下がり、睡眠中はさらに低くなるという基本的なカーブを示します。
簡単ではありますが、高血圧(というよりは血圧!?)がどんなものかイメージしていただけたでしょうか?
それでは次回に「高血圧の原因」について触れていきたいと思います。
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